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音楽と絵画でつづるおうみの民話vol.2 本公演「大蟹伝説と祈り」 

2025年9月27日(土) 14:00開演(13:30開場)-

 日本一大きなみずうみ、びわ湖を有する近江は、日本のほぼ中心部に位置し、古くから多くの人が行き来してきました。この土地を通った人たちが美しい湖や、それをとりまく山々を題材に詩や歌を詠み、戦乱の世には、この地を舞台に天下の覇権をかけた武将たちの争いが繰り広げられました。

 “近江には一木一草一石にも伝説がある”といわれるほどの詩情豊かな風土のなかで、私たちの祖先が残してくれた数多くの民話の中から、シリーズ第2弾は、甲賀市土山に伝わる大蟹伝説「大蟹とお坊さん」を音楽と語り、そして美術作品でご紹介します。

 本事業では、県内各地で語り継がれてきた「民話」をテーマにホールを巡るコンサートを開催するとともに、民話の地域資源として魅力や教育的価値を踏まえてワークショップを実施することで、地域の歴史や先人の教訓といったその地ならではの特色を掘り下げ、世代をつなぐ出会いと交流の場をつくりたいと願っています。

 ワークショップ(>>こちら)では、地域に伝わるお祭り、文化などを調べて美術作品を作ります。全2回で完成した作品は、コンサートの舞台でも飾られます。

「大蟹とお坊さん」あらすじ

むかしむかし…

鈴鹿の山で大きな蟹が大暴れし、村人たちを苦しめていました。

そこで、観音様が都のえらいお坊さんの夢の中にあらわれ、お告げをします。

「大蟹を退治し、人々を救いなさい」

お坊さんは早速、土山の蟹が坂へ向かい、大蟹にお経を唱えました。

すると…!?

曲目

第一部:クラシック音楽

J.S.バッハ:「ゴルドベルク変奏曲」より抜粋

M.ラヴェル:「道化師の朝」

G.フォーレ:「ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 op.15」より抜粋 ほか

第二部:民話

「大蟹とお坊さん」作曲:首藤健太郎 脚本:カノチヒロ<新作初演>

出演

髙岸 卓人(ヴァイオリン)、中村 卓哉(ヴィオラ)、松本 愛子(チェロ)、山下 響(ピアニスト)、カノチヒロ(朗読)

OUTLINE開催概要

日時 2025年9月27日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場 甲賀市碧水ホール
〒528-0005滋賀県甲賀市水口町水口5671

近江鉄道近江本線「水口城南駅」から徒歩2分
新名神高速道路「甲賀土山」から水口方面へ車で15分
チケット 一般 2,000円 、24歳以下 1,000円
全席自由
発売日 7月5日(土)
チケット取扱 ーあいこうか市民ホール
 TEL. 0748-62-2626(現金、窓口販売のみ)
ーびわ湖ホールチケットセンター
 TEL.077-523-7136(現金、窓口販売のみ)
 10:00〜19:00 休館:火曜日(休日の場合は翌日)、8/12〜8/17
ーびわ湖芸術文化財団オンラインチケット
  https://biwako-arts.tstar.jp
ーteket(電子チケット)
  https://teket.jp/14056/51937
主催 公益財団法人びわ湖芸術文化財団、文化・経済フォーラム滋賀
共催 甲賀市、甲賀市教育委員会
協力 滋賀県教育委員会、甲賀市、甲賀市教育委員会、e-radioエフエム、エフエム花
チラシPDF

ARTIST参加アーティスト

  • 首藤健太郎

    首藤健太郎SHUTO Kentaro

    作曲家

    作編曲を中心に活動する音楽家。特に合唱の作編曲作品が多く、カワイ出版やパナムジカ等で作品が出版されている。近作は、「ホルンとピアノのためのソナタ第1番」、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025 行進曲「琵琶湖周航の歌」など。近年は、BGM 製作に注力している。
    東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院修士課程音楽研究科作曲専攻修了。2017年度合唱組曲作品公募−第28回朝日作曲賞− 朝日賞受賞など。現在、京都女子大学、同志社女子大学、各講師。Jルークスシンガーズのメインコンポーザー。

  • 野田幸江

    野田幸江NODA Sachie

    ハナノエン店主・現代美術家

    1978年生まれ。 画家として絵画制作の傍ら、家業である花屋「ハナノエン」で植物に携わるようになる。日常にある植物に触れ、風景についての創作を行っている。主に、自然の要素を配置する空間的な表現や、営みから生まれる植物作品、庭づくりなどを含めて、循環するモノの感触を探っている。
    受賞歴 :ARTISTS' FAIR KYOTO 2021Akatsuki ART AWARD最優秀賞

  • カノチヒロ

    カノチヒロKANO Chihiro

    朗読・脚本・演出

    滋賀県甲賀市出身。劇団ここから屋主宰。役者・脚本・演出。元・滋賀県立水口東高等学校演劇部所属。2008年県大会優秀賞、2009年県大会最優秀賞、近畿大会優秀賞。演劇に魅了され、2018年「劇団ここから屋」を旗揚げ。ラジオのパーソナリティを務め、現在は関西学院大学他複数の大学でドイツ語を教える傍ら、甲賀市で「夢の学習」演劇講師を担当。2024年から母校である滋賀県立水口東高等学校演劇部部活指導員に。同年、作・演出・演技指導をした「ハムレットはん」で県大会最優秀賞、近畿大会優秀賞。

  • 髙岸卓人

    髙岸卓人TAKAGISHI Takuto

    ヴァイオリン

    滋賀県彦根市出身。東京藝術大学大学院、デン・ハーグ王立音楽院を修了。東京藝術大学卒業時に同声会賞を受賞。平成27年度滋賀県次世代文化賞を受賞。これまでにヴァイオリンを福田みどり、戸澤哲夫、野口千代光の各氏に、バロックヴァイオリンを若松夏美、寺神戸亮の各氏に師事。バッハ・コレギウム・ジャパンなどの公演に出演。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、アルベリ弦楽四重奏団、ユヴェナリスのメンバー。

  • 中村卓哉

    中村卓哉NAKAMURA Takuya

    ヴィオラ

    滋賀県彦根市出身。5歳よりヴァイオリン、15歳よりヴィオラを始める。ヴァイオリンを福田みどり氏に、ヴィオラを高村明代氏に師事。朝枝信彦弦楽キャンプのヴィオラ・マスタークラスにて野田裕美子氏の指導を受ける。彦根JOYジュニアオーケストラにて後進の指導に携わる。現在は会社員をしながら関西・東海を拠点に室内楽やオーケストラを中心に演奏活動中。日本エポックエンターテイメント協会所属。

  • 松本愛子

    松本愛子MATSUMOTO Aiko

    チェロ

    昭和音楽大学弦管打楽器演奏家コース卒業。在学中にイタリアでの研修・コンサートに参加。桐朋学園大学音楽学部研究生課程を2年修了後、京都に拠点を移す。2016年に「チェロアンサンブルKOTO」を立ち上げ、編曲やコンサートミストレスを務める。2018年12月には、ニューヨーク・カーネギーホールにてチェロアンサンブルのコンサートミストレスを務める。母校・横須賀市緑ヶ丘女子高等学校の「緑の大使」としても活動。現在はAiko’s Cello Studio主宰、YouTubeなどでもチェロ奏法やラジオを発信中。

  • 山下響

    山下響YAMASHITA Hibiki

    ピアノ

    大津市出身。愛知県立芸術大学、在学中交換留学生としてハンブルク音楽歌劇大学、その後アントワープ王立音楽院修士課程及びコンサートソロイスト課程首席卒業、パリエコールノルマル音楽院アーティストディプロマ課程修了。兼松信子基金、Inspiratum財団奨学生。滋賀県ピアノコンクール、エリーナリヒテル国際コンクール1位ほか多数受賞。令和元年滋賀県芸術文化祭奨励賞受賞。これまでに加藤美緒子、内本久美、A.ヴィニツカヤ、S.エデルマン、R.ヤッサ各氏に師事。

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