びわ湖・アーティスツ・みんぐる

MUSIC

C³(シーキューブ)Current×Creation×Composition ~古典と現代音楽の《関》~ 

2023年10月28日(土) 15:00-

酒井健治 待望の弦楽四重奏曲第1番

★C3速報チラシ0401WEB用のサムネイル

「弦楽四重奏×現代音楽」の切り口で近江・滋賀を巡りながら、その風情や土地に根付く伝統の魅力、世界観を音楽で探るコンサート・シリーズ。テーマは禅語の《関》。道のりを歩んでいく過程で様々な関門を通過した先に開かれる音楽をイメージしてお届けします。

ジョン・ケージ:4部分の弦楽四重奏曲
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
酒井健治:弦楽四重奏曲 第1びわ湖芸術文化財団委嘱新作・世界初演
リゲティ:弦楽四重奏曲 第1番「夜の変容」生誕100周年
イェルク・ヴィトマン:弦楽四重奏曲 第3番「狩」 
 

出演:ルリトラノオ弦楽四重奏団
亀井庸州、松岡麻衣子(ヴァイオリン) 安田貴裕(ヴィオラ)、竹本聖子(チェロ)

※シーキューブのレジデント・アーティストとして現代音楽のスペシャリストによる「ルリトラノオ弦楽四重奏団」を結成。滋賀県米原市の伊吹山山頂にのみ自生する瑠璃色をした虎の尾に似た花の名から命名。花言葉は「常に微笑みを持って」

 

※プレコンサート開催決定!

日時:2023年9月24日(日)

会場:フィガロホールほか

出演:亀井庸州(ヴァイオリン)

   酒井健治(レクチャー)

   京都市立芸術大学現代音楽研究会 club MoCo

料金:無料(一部整理券が必要な公演あり)

詳細は決定次第公開します

OUTLINE開催概要

日時 2023年10月28日(土) 15:00開演
会場 フィガロホール
〒520-0837 滋賀県大津市中庄一丁目16-14


琵琶湖線(東海道線)「石山駅」(京都駅から13分)又は「膳所駅」で京阪電車・石山坂本線に乗り換え。「中ノ庄駅」より徒歩3分
チケット 一般 3,000円
24歳以下 1,500円
発売日 7月29日(土)

ARTIST参加アーティスト

  • 酒井 健治

    酒井 健治 SAKAI Kenji

    作曲家

    1977年8月6日大阪生まれ。京都市立芸術期の音大学にて学んだ後渡仏。フランス国立パリ高等音楽院作曲科、ジュネーヴ音楽院作曲科を最優秀の成績で卒業後、Ircam(イルカム、フランス国立音響音楽研究所)にて電子音楽を学び、2012年マドリッド・フランスアカデミーの芸術部門の会員に選出された。

    ドイツ音楽界の重鎮であるヘルムート・ラッヘンマンは酒井健治の作品に対し、非常に高度に発達した作曲技術を持ち、極めて個人的に発展したそのスタイルは軽やかさと輝きを帯びると表現し、独奏からオーケストラまで、あるいは電子音響をフューチャーした作品群は国内外の著名な演奏団体によって世界初演されている。その一部を列挙すると、リヨン国立管弦楽団、ルツェルン交響楽団、ベルギー国立管弦楽団、NHK交響楽団、京都市交響楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン等が挙げられ、またジョナサン・ノット、ジョナサン・シュトックハマー、飯森範親、下野竜也、児玉桃、成田達輝、萩原麻未等の指揮者やソリストによって欧州各国、日本、北米の著名な音楽祭やコンサートホールで世界初演されており、特にシルヴァン・カンブルラン指揮読売日本交響楽団によって初演された「ブルーコンチェルト」は同楽団の欧州ツアーのために、また「青のスパイラル」はレ・ヴァン・フランセの日本ツアーのために書かれた。また自作品の個展がこれまで欧州や日本の様々な都市で開催されており、2017年2月にはMusic From Japan音楽祭のテーマ作曲家としてニューヨークで室内楽作品が特集される予定である。管弦楽作品についても定期的に発表しており、2017年から3年間、名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務めた。2019-20オーケストラ・アンサンブル金沢コンポーザー・オブ・ザ・イヤー。

    これまで国内外の著名な作曲賞を次々に受賞しており、ジョルジュ・エネスコ国際コンクール作曲部門グランプリ(2007)、武満徹作曲賞第一位(2009)、ルツェルン・アートメンターファンデーション賞(2010)、エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門グランプリ(2012)、文化庁長官表彰(国際芸術部門)(2012)、芥川作曲賞(2013)、ジョルジュ・ヴィルデンシュタイン賞(2013)等、また2015年ローマフランスアカデミーのフェロー(ローマ賞)に選ばれた。京都市立芸術大学准教授。

    酒井健治の作品は全音楽譜出版社より出版されている。